【アジア食材図鑑】ココナッツミルク
ココナッツミルクはその名の通り
ココ椰子の実であるココナッツからとれるミルクのことです。
ココ椰子の木は東南アジアの各国で見ることができます。
最近でこそ、ココナッツオイルなどの健康機能効果で
認知が広がったココナッツですが、
私が東南アジアに放浪に行く前は、ココナッツの実を割れば
ココナッツミルクが入っているのだとばかり思っていました。
でも、実は違うんです!
ココナッツの味を割ると▼の写真のようになっています。
身のなかに入っている透明の液体が
いわゆるココナッツウォーターです。
そして、ココナッツの実の内側にある
白い層が固形胚乳という部分。
東南アジア各国では、このココナッツウォーターをストローなどで飲んだ後、
固形胚乳を削って食べます。
この固形胚乳がまた、シャリシャリしていて美味しいのです!
そして、この固形胚乳をガーゼなどに包み、
ぬるま湯で揉んで乳成分を抽出したものが「ココナッツミルク」です。
私は2007年にベトナムの料理教室に参加したときに
初めてココナッツミルクの作り方を知り、
ココナッツミルクが最初から実のなかに入っているのではなく、
絞るもんだと知ってかなり驚きました。
その後、マレーシアのマラッカというところに滞在していたときには
「生絞りココナッツミルク屋」なるものが存在することを知り、さらにびっくり!
▼この写真のように、機械でココナッツミルクを絞っています!
絞り立てミルクはココナッツ1個分(だいたい500ml)で2RMでした。
日本円にして、私が滞在していた2012年当時、約50円!
日本だと400ml位の缶売りで298円とか398円とかしますので
それに比べてかなり安いですよね。
この生絞りココナッツミルク屋で教えてもらったのですが、
ココナッツの実にはこんな部分▼があるらしく
食べると、これまたシャリシャリしていてほんのり甘くて美味しかったです。
ただ、この部分が何なのかは未だに謎です。
ココナッツミルクを使用した代表的な料理としては
タイのグリーンカレーや、マレーシア・シンガポールのラクサなどがあります。
また、東南アジア各国に共通で、
ココナッツミルクを使用したデザートはたくさんあります。
私は、このときの生絞りココナッツミルクを使って
ラクサを手作りしました。
作ったのは、「ニョニャラクサ」です。
カタクチイワシで出汁をとったスープに
唐辛子、ニンニクなどの香辛スパイス、
ターメリック、ガランガル、レモングラスなどのハーブも多用しました。
食事にもデザートにも使えるココナッツミルク。
最近では日本でも普通にスーパーで入手できるようになりました。
ココナッツミルクの使い方は難しくないので
簡単にアジアン気分を楽しめる食材です。
【ココナッツミルクを使用したレシピ】
Coming Soon
Facebookページでは、サイトの更新情報や首都圏のアジアンイベント情報を発信しています。