世界の料理教室【カンボジア】Cooks in Tuk Tuks @The River Garden
今回は2011年12月に
カンボジアを一人旅していた時に行った料理教室の紹介です。
「Cooks in Tuk Tuks」という名前の、
「The River Garden」というシェムリアップ郊外にあるホテルで主催されている料理教室です。
まず、料理教室に参加する前に、
下見をかねてホテルのレストランに食事をしに行ってみました。
The River Gardenはシェムリアップの繁華街からは
少し離れたところにあるホテルで
徒歩で向かって歩く途中には、
シェムリアップに暮らす普通の人々の暮らしが垣間見れます。
▼川沿いに立つ家
▼釣りをする少年
ホテルに着くと、
思わず「ここ?」と思ってしまうような地味な入り口だったのですが、
中にはとてもラブリーな、緑に囲まれた庭が広がっていました。
さっそくメニューを見せてもらったのですが
ローカルレストランに比べて、ホテルらしく洗練されたメニュー。
頼んだ料理は、まず、
クメール料理(カンボジア料理)の定番「バナナフラワーのサラダ」
これは、一度、シンガポールで
カンボジア料理教室に参加したときにもメニューの一つにありました。
バナナの花って日本人にはあまり馴染みないですけど
こっちの人は普通に食べるんですね。
続いて、レストランのスタッフに勧めてもらって注文した
「マンゴー&チキンのカシューナッツ炒め (ライス付き)」
青くて若い、食感のジャキジャキしたマンゴーと、
良く熟れた黄色く甘いマンゴー、
それに葉ねぎ、鶏肉、カシューナッツがオイスターソースで炒めてあるんです。
酢豚にパイナップルが入っていても何も抵抗のない私でしたが
熟れた甘いマンゴーが炒められてるのは結構衝撃でした。
でも味はとても美味しかったです!
この日、レストランの横では、
ヨーロピアンの男性がまさに料理教室を受けている最中でした。
料理教室はちょっと高めでしたが、
ホテルの雰囲気がとてもおしゃれで気に入ったので、
後日、料理教室を受けることに決めてこの日は宿泊していたゲストハウスに戻りました。
そして数日後、料理教室に参加。
参加者は、私ともう一人、アルゼンチン出身のダンディーなおじさまの二人でした。
まず、可愛いらしいピンクのトゥクトゥクに乗って
ローカルマーケットの探索から始まります。
ローカルマーケットの様子はこんな感じです。
日本ではたくましい女性は何かと倦厭されがち(被害妄想?)な一方、
東南アジアの市場で女性がたくましく活き活きと活動していています。
これはとても魅力的な姿だと私は感じています。
途中でバナナの揚げ物を食べたり、、、
さとうきびジュースを買って飲んだりしながら、
市場巡りを楽しみました。
▼さとうきびジュースを絞る機械
市場巡りを楽しんだ後は、ホテルの中庭で料理教室のスタートです。
▼今回の食材。何を作るのかワクワク。
可愛くて立派なレシピブックが置いてありました。
このレシピブックはお土産にもらえます。
ウェルカムフレッシュライムジュースももらえました。
「手前にビール見えるけど?」って思った方は鋭いです。
これは一緒に教室に参加した
アルゼンチーナのおじさまがごちそうしてくれたやつです。
というわけで、
お酒を嗜みながらゆるゆると始まってしまった料理教室、、、笑
レストランのシェフが丁寧に説明をしてくれます。
レッスンは英語ですけど、料理の場合は作業が中心なので、
多少英語が苦手な人でも何とかなります。
ちなみに、こちらのレッスンは
生徒が実際に手を動かせる「Hand-on」レッスンです。
さて、この日作ったレシピは、、、
▼「バナナフラワーとグリルチキンのサラダ」
バナナの花はスライスしてライムジュース水に漬ける事で、
灰汁が抜け変色も防げるそうです。
ジャキジャキしていて食感も良いです。
ほんのり風味がありますが、そこまでクセは強くありません。
ちなみにバナナフラワーの中には
こうやって子バナナが詰まってます!
花びら一枚はがすごとに
子バナナがぎっしり詰まっていてびっくりです!
こちらが実際に木についているバナナの花です。
上の「写真を見ると分かるのですが
花びらが一枚はがれるごとに実が残されていって、、、
▼最終的にはこんな感じでバナナの実が成るんですね!
▼「フィッシュアモック」
こちらもクメール料理の定番です。
魚のスパイシーコナッツミルク煮とでも言いましょうか?
カンボジアではとてもスペシャルな日、たとえば結婚式などで出される料理だそうです。
カンボジア料理レストランに行けばかならず食べられます。
▼「スイートポテトとタピオカのココナッツミルク煮」
まず、盛り付けがおしゃれ!
東南アジアのスイーツはどこの国のものも似てます。
芋類をココナッツミルクで煮るデザートは
ホットでもアイスでも美味しいです。
さて、料理教室ではもう一品、「ハイビスカスティー」を作りました。
▼こちら材料(ハイビスカスの花、レモン汁、シロップ)
▼ハイビスカスに熱湯を注ぐと、赤い色素が抽出されます。
▼そこにレモン汁を注ぐと、綺麗なオレンジ色に変化します!!
「カンパリみたいだねー」と言って喜ぶ私とアルゼンチーナのおじさま。
はい、ただの酒飲みです。
ハイビスカスの色素はアントシアニンなので、
レモンを入れて酸性に偏ると色が変化するんですね。
逆に、重曹やにがりなどを入れて
アルカリ性にすれば別の色になるのでしょう。
これは今度確かめてみようと思います。
さて、このハイビスカスティー、
氷を入れて、好みでシロップも入れて、
コールドドリンクでいただきました。
私は、もともとハイビスカスのお茶が好きだったのですが
こうやって乾燥してない花からお茶を作るの見たのは初めてでした。
ハイビスカスにはビタミンCが含まれているということで
美肌イメージにも良さそうな素材ですが、
オシャレ感から言ってもけっこう注目素材だと思ってます。
とても簡単なので花さえあれば自宅でもすぐにできそうです。
全体として、とてもおしゃれな空間で
和気あいあいと料理を学ぶことができました。
マーケット巡りも、一人では食べるのを躊躇してしまいそうな食材を
地元のトゥクトゥクドライバーさんの案内があったり、
参加者のおじさんとシェアしたりしながら楽しめたのがとても良かったです。
これまで様々な料理教室に参加しましたが
こちらはとても印象に残っている教室の一つでおススメです。
ぜひ、シェムリアップに滞在した時には
参加してみてください。
【Cooking Class Information】
Cooks in Tuk Tuks
http://therivergarden.info/activities/#.V2q8POaLRuU
The RiverGarden Siem Reap
http://therivergarden.info/
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