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2019-01-03

2018年の最後に出会った「サラバ」と新たな一年にむけて


2018年は漢字一字にすると「憤」でした。

「憤慨」「憤然」「憤恨」「憤懣」
あらゆる「憤」の渦巻いた一年でした。

そんな一年でしたが、最後の最後で
素晴らしい本に出会いました。

西加奈子さん著「サラバ」という本です。

「サラバ」自体は、カラフルな表紙が印象的で
本屋でも目にしていたのでずいぶん前から知っていましたが
作家としての西さんに興味を持ったきっかけは、
椎名林檎さんとの対談VTRをたまたまYouTubeで見たことでした。

対談をしている西さんは、少女の様に純粋で、
繊細に、でも器用に言葉を選びながら楽しそうに喋っていたものだから
私はたちまちファンになり、すぐさま「サラバ」を読みました。

この物語は、家族、信仰、そして生き方が大きなテーマです。

何よりも印象的だったのは、長年、主人公家族を困らせてきた姉の言葉です。

「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」

私は、この1年間憤ってきました。
夜も眠れなくなるくらい、涙が止められなくなるくらい憤ってきました。

その理由は、自分が信じてきたものを、
この6年間、自分が信じて創り上げてきたものを
否定されることがあったからです。

「サラバ」は、2015年に直木賞受賞が決まった作品なので
今更読んだの?感があるかもしれません。

けれど、神様は然るべきタイミングで
然るべき出会いを用意してくれているものだと、いつも思います。

私は、「サラバ」をこのタイミングで読まなければならなかったのです。

今年感じた「憤」が
信じているものを否定されたことによる「憤」であったということを
確信するためにも

そして、信じているものを
誰からも奪われないように生きていく為にも。

今、私は自分が信じるものを見つけています。
それは、自分で、見つけたものです。

私には、自分を見失ったり、人を傷つけたりして
途方にくれた人生を送っていた時期があります。

6年前、希望を胸に旅に出て絶望を知って帰国した私は、
夢を諦めたと思われている私は、
取り返しがつかないくらいに人を傷つけた私は、
それでもちゃんと自分の信じるものを見つけて生きています。

これからもそれを信じ続けてゆきます。

「サラバ」を読んで、思うこと。

誰かや何かの幻影を追い続けたり、
当てつけや見返しの為に生きることは虚しいのだと。

自分で、自分の信じるものを見つけないと。

それは誰かと同じである必要はないし
途中で変わったって問題ないものだから。

気がついたらもう2019年。

「憤」のあまり、
ほとんど何も手につかなかった2018年の思いをバネに
2019年をどのように過ごすか
もう少しだけ時間をかけて考えようと思います。




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