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2017-09-10

【旅の回顧録】2009年シンガポール旅行記「しんがぽーな日々の記録」

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2009年シンガポール〜マレーシア旅の記録


どちらかと言えば
土ぼこり臭さの残るような
田舎風情ある国が私は好きだ

だけれども
シンガポールのような都会的存在も
ちゃっかり楽しめる自分に気がついた

世界中のブレインを集めて発展していくこの国は
世界中の良いとこどりでできている

「世界3大がっかり」という噂のマーライオンは
第一にその噂が「がっかり」で
第二に落雷で工事中という旅直前の情報が「がっかり」で
第三には、運良く当該物質の工事が終了していたかと思えば
その背景が壮大な工事の風景であることが「がっかり」であった

ってここまで書くと、
「がっかり」って変な日本語。とまで思ってしまう。

シンガポールは蟹がおいしい。
人生でこんなにおいしい蟹ははじめて食べた。


リトルインディアというインド人街がある。
ディープなインディアンレストランに入って
頼んだ料理の写真を撮っていると
インド人ウェイターは
「俺たちをとってくれ」的な事を言ってくるのでカメラで撮ってあげると
今度は「お前らを撮ってやる」的な事を言って
私のカメラを強引に横取り我々の写真を撮ってくれた。
教訓「インド人は撮られたがり撮りたがり」

翻って今度はイスラムの世界。
モスクの上に丸い太陽が陰って映る景色は
とても神秘的だった。

シンガポール最後の夜、
病院をモチーフにしたらしきBarで
注射器に入れられて出てきたカクテルを飲んだ。
忘れかけていた学生時代の研究内容をつかの間思い出した。

翌日、独りでマレーシア行きのバス停に向かって歩いていると
シンガポーリアンの老人が話しかけてきた。
「ジャパニーズか?
バス停に行くのか?
場所は分かるか?」
老人が話しかけてくる目的分からず、適当な相槌をしていると
「●×★◉☆▲1ダラー1ダラー」と言ってくる。
てっきり1$欲しいのかと思って面倒くさいし怖いから
「ほら」と1$手渡そうとすると、「ノーノー」と言って受け取らない。

どうやら、ディポジットで1$返却されるMRTの乗車券を
記念に持ってかえろうと、私が手に持っているのを見て
「返せば1$もどってくるぞ」
というのを教えてくれていたようで
その老人はただ単純に、
私が独りでバス停にたどり着けるか心底安じてくれていたのだった

自分自身に対して
裕福な国で育った
心卑しきジャパニーズであるという
腹立たしくて情けない感情が芽生えた

それは間違いなく
旅をしなかったら気がつかない自分の中の卑しさだった

その時点で自分はまだまだだと思った

それゆえ
生まれて初めて陸路で国境を越えんとする大イベントを目前に
思いのほかきれいなマレーシア行きのバスの中で哀愁に浸った

橋の向こうはマレーシア
熱帯雨林が生い茂って見える

次の目的地は「マラッカ」
マレーシアイスラム文化の発祥地だ。

不定形にして絶対的な存在が
絵に描いたように色濃く
空一面に広がって見えた


当時、シンガポールで研究留学をしていた友人を訪ねに行った旅。

今思えば、この時私は結局のところ
「多民族国家」がなんなのかも、「宗教」がなんなのかも
よく分かっていなかったと思う。

理解力の悪い私では、その国の何かを理解するには、
それなりにまとまった時間が必要だった。

あるいは単に意識の問題だったのかもしれないけれど。

Gallery【シンガポール&マレーシアの写真集】Singapore&Malaysia’09




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