【イラン】野菜と豆のヘルシー煮込み「ゴルメサブジ(Ghormeg Sabzee)」
イラン料理の中には、びっくりするくらい不思議な味の料理があります。
「ゴルメサブジ」もその一つです。
「サブジ」というのはペルシア語(イランの公用語)で「野菜」という意味で
「ゴルメサブジ」は一般的に、乾燥野菜と豆とドライレモンとラム肉を煮込んだ料理のことです。
乾燥野菜は数種類のハーブミックス
これを作るには「ゴルメサブジミックス」という
数種類のハーブを混ぜ合わせたものが必要になります。
ハーブの種類は
・コリアンダー(パクチー)
・チャービル
・リーク
・フェネグリーク
といった内容で、イランでは市場でフレッシュなハーブを買ってきて
自分たちでミックスしているのだそうです。
残念ながら、今の所、日本では一般的に入手するのが難しいですが、
イラン食材店に行けば購入することができます。
▼こちらは、小伝馬町にある「ダルビッシュショップ」という
イラン食材店で購入した「ゴルメサブジ」用の乾燥野菜になります。
(2016年11月時点で400円/箱)
豆は「赤インゲン豆」
ゴルメサブジに使われる豆は「赤インゲン豆」です。
▼は乾燥野菜と同じく、ダルビッシュショップで購入した赤インゲン豆になりますが
豆は日本でも手に入る種類のもので代用できます。
ドライレモン
「ドライレモン」というのは、標高の高い乾燥した気候のイランならではの食材で
レモンをまるまる乾燥させています。
こちらも日本のスーパーではほとんど売られていないため、
今の所はイラン食材店に行って購入するしかなさそうです。
気になる味は、、、?
うまく表現することができずに申し訳ないのですが「すっぱい不思議な味」です。
あまり日本では口にしたことのない、衝撃的で複雑な味なのです。
そして、中東の細長くてパラパラしたお米によく合います。
ゴルメサブジを実際に調理するには、材料を長時間煮込む必要があります。
イラン人の夫がよく言うのは「イラン料理には手間暇がかかる」ということ。
食材は手に入れにくいし、作るのにも手間がかかるしなぁ、、、という場合には、
イラン食材店でレトルトの「ゴルメサブジ」を買うこともできます。
湯煎するか、開封してレンジにかけるだけで食べられますので
ぜひお試しあれ。
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