【旅の回顧録】2011年ラオス旅行記3〜ラオスにいったい何があったのか。ブッダパーク編〜
2011年6月にラオスを旅行した時の記録です。
2011年1月からワーキングホリデービザでシンガポールに滞在していました。
ラオスへはその滞在の途中で観光に行きました。
旅好きの元同僚がラオスに行った後、
その魅力を熱く語っていた影響で一度行ってみたいと思っていたのが
ラオスを旅したきっかけです。
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【旅の回顧録】2011年ラオス旅行記1
〜ラオスにいったい何があったのか。私がそこで見てきたもの。〜
【旅の回顧録】2011年ラオス旅行記2
〜ラオスにいったい何があったのか。ビエンチャンの市場。〜
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市場の近くのバス停からローカルバスに乗り
(といっても車体はおんぼろなワゴン車でバスと呼ぶにはほど遠い)
「ワットシェンクワン」、通称「ブッダパーク」と呼ばれる寺院に向かった。
バスは既に満員で座る余裕が無く、乗降り口の近くになんとか立って収まった。
ドアが今にも開きそうな状態でも走り始めるバスは
いかにも東南アジアという感じで笑える。
途中から乗って来たラオス人の男性が片言の日本語で話しかけて来た。
感じの良い素朴な人で、話を聞くとビエンチャンで学校の先生をしているという。
普段は中心地に友人とすんでいるが、今日は日帰りで実家に帰る途中との事。
以前、家に受け入れていた日本人の若者の話を聞かせてくれ、
彼が先にバスを降りる際には名刺をくれた。
郊外に行くにつれ道がでこぼこしてくる。
土がむき出しになり、
前の車がまき散らした土ぼこりが窓の隙間から流れ込んでくる。
約1時間ほどでブッダパークに到着。
入り口を入ると、早速大きな寝大仏が眼に飛び込んでくる。
ガイドブックを見るとどうやら正式な寺院らしいのだが、
不謹慎と思いつつ「これ本気かしら?」と思わず苦笑いしてしまうような
ユニークな像が屋外にランダムに配置されている。
そんな様子から、寺院ではなく「ブッダパーク」と呼ばれるようになったと
ガイドブックには書いてある。
ガイドブックにはさらに
「仏教の像だけでなくヒンドゥー教の神々も祀られている」とも書いてあるのだが
もはや私にはどれが仏教の像でどれがヒンドゥー教の像なのか検討がつかない。
名前ばかりが「ブッダパーク」なのではなく
やはりこの場所がなにか厳かな寺院ではなく公園のような存在であることが
そこに来ていた地元民達の様子からも分かる。
奥まった場所にある休憩所で休んでいると
隣では地元民か、もしくは国内からの観光客らしき人たちが
昼間からラオスビールを囲んで宴会を始めた のだ。
長居をするほど見応えがあるわけでもなく
しばしそこに集まる人々の様子をぼんやり眺めてから
ビエンチャン市内に戻ることにした。
市内に戻ってから、揺れが激しいと聞くルアパバーン行きのバスに備えて
早めの夕食をとった。
メコン川沿いにあるローカル麺屋さん。
ワンタンチキンヌードルを頼むと屋外に面した小さなキッチンで
おばちゃんがマイペースに調理をしてくれた。
やっぱり少し甘めのスープ。
これに自分で魚醤やお酢を加えたりして好みの味に仕上げる。
食堂にはぬいぐるみのような可愛い犬がいた。
そいつが、私が食事をしている斜め横のテーブルの下でおしっこをしてしまった。
そんな犬の様子も、慌ててモップで床を拭き取るおばちゃんの様子も
なんだか微笑ましく思える。
そういえば、プーケットのローカル食堂でヘルパーをしていたときも
開けっぴろげのレストランに近所の犬たちが良くやってきていた。
彼らは追い払われることもなく、
食事をしている人の真横に寝そべったり、たまにおこぼれを分けてもらったりして
不自然な事一切なくその場にとけ込んでた。
他人の芝はいつだって青く見えるものだというのは分かってる。
でも、ゆったりとした時間の中で、仮に食堂という場所でさえ
動物も人間もみな、そこにいる物をそこにいる物として受け入れる自由さ寛大さ。
そういう空気を、どことなく懐かしく、そしてたまらなくうらやましく感じる時がある。
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