【シンガポール・マレーシア】酒の肴におススメ!「Otak-Otak(オタオタ)」
シンガポールは、
基本的には他の東南アジアの国に比べて色々と衛生的にできています。
ですので、食べ物に関しても
「これ食べたら絶対お腹壊すでしょ?」というスリルを感じながらも、
「でも気になるから食べてみよ。」と思うようなものはあまりありませんでした。
しかし、一度カトンという
昔ながらのマレー文化が残るエリアを散策中していた時のこと。
▼カトンエリアの風景。マレー文化の伝統的な様式の建物が並びます。
生臭いのか美味しそうなのか良くわからない匂いに
つられるがままに歩いていたら出会いました。
「ん!なんだこれ!?」と思うようなものに。
そこでは、小さな町工場のようなお店で
お兄さんがバナナリーフに包まれた何かを焼いていました。
それでも他の東南アジアに比べればキレイ(衛生的)ですけどね!
ワクワクしながら買ってみると、
こんな感じで外身がいい具合にこんがりしていました。
▼中身を開いてみるとこんな感じです。
食べてみると、香辛料と塩味の利いた、なんともお酒に合いそうな味!
後々調べてみると、これは「Otak-Otak(オタオタ)」という、
プラナカンスタイルの「焼きかまぼこ」でした。
「プラナカン」というのは15世紀後半頃から
マレー半島に移住してきた中華系移民の子孫を指します。
シンガポールがマレーシアから独立した国であることを考えると、
この料理も厳密に言えばマレーシア料理ということになるでしょうか。
「Otak-Otak(オタオタ)」の作り方ですが、
魚のすり身にココナッツミルク、卵、スパイスミックスを混ぜ、
砂糖、塩、胡椒、コリアンダーの種などで味をつけて、バナナの皮に包んで焼くだけです。
スパイスミックスがお酒によく合うこの味の特徴で、
ターメリックやブラチャン(小エビのペースト)、ガランガル、
キャンドルナッツ、レモングラスなどが混ぜられています。
ちなみに「Otak(オタ)」というのは、マレー語で「脳」という意味です。
▼English-Malay辞典より
▼マレーシア語基本単語2000(株式会社語研)より
確かではありませんが、見た目が脳みそみたいだからかなぁ、、、?
魚を使うのが一般的ですが、レシピ本の中には
エビやイカを使っているものも見かけます。
好みでアレンジするのも楽しそうです。
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