炊飯器の内釜を直火にかけて作った「おこげ付きバガリポロ」
ある日、仕事から帰ると
我が家のイラン人夫が象印の炊飯器の内釜を直火にかけていました。
日頃、「いわゆる常識」にとらわれないようにしようと気をつけてはいましたが
内釜を直火にかけるなんていう発想は全くなかったので軽く動揺しました。
で、彼が何を作っていたのかというと「バガリポロ」という
そら豆とディルの炊き込みご飯です。
普通に炊飯器で炊けばいいところを、わざわざ直火で炊いた理由を聞くと
「直火の方が米がパラりと仕上がるし、おこげができて美味しい」とのこと。
美味しさを追求して米をわざわざ直火で炊くのって
世界一炊飯器が発達している日本人にはなかなかできないことだと思うので
そういうトコ尊敬してます。
内釜を直火にかけて、
手ぬぐいで覆った蓋を乗せて蒸してるあたりの絵面なんかは
かなり昭和的です。
そして出来上がった直火炊きバガリポロがこちら▼
確かに米がパラリとしていて、おこげはカリカリ。
炊飯器で炊くよりも美味しい気がする。
「おこげ」への憧れみたいなのは世界共通なんですね。
乾燥そら豆のホクホク感が美味しいので
私はそのままで食べるのが好きですが、
薄味で煮込んだ肉と、肉を煮込んだスープをかけて
混ぜながら食べたりするのがあちら流みたい。
それにしても、夫に限らず外国の方と一緒にいると、
日本という何でも便利にできてしまう生活スタイルの中で
忘れてしまっていることに気づかされることが多々あります。
日本ではなんでも細分化されて●●専用ってなってますから、
それにしか使えないって思い込んでしまっているんでしょうね。
でも「物は使いよう」なんだな、
ということを改めて感じるきっかけになった一件でした。
※こちらの記事の内容は、炊飯器の内釜を直火にかけても大丈夫ということを
保証しているわけではありませんのでご注意くださいね!
直火がOKかどうかは、メーカーにお問い合わせください。
普通はダメって言われそうだけど。
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